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松宮書法館

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日中城町ユニット”城宮”書法展ー北京・姫路・彦根を繋ぐ書法文化ー

投稿日:2020年02月17日 更新日:

 

 

 

 

 

 

 

2020.3/13~3/21

10:00~16:00

日月休館

 

紫禁城、姫路城、彦根城。歴史に残る名城を有する3都市で活躍する個性豊かな4名の作家による新ユニット『城宮』の結成記念書法展です。歴史の風を感じる多様な作品をお楽しみください。

 

※新型コロナウイルスの影響が心配される中ではございますが、現在のところできる限りの感染症対策を実施した上で通常通り営業いたします。

期間中、急な情勢の変化による変更などありましたら、改めてご報告いたします。

また、下記に今回の出展作品と解説を掲載いたしますので、ぜひネット上でお楽しみいただければ幸いです。

 

 

【参加作家】

郝建華、趙岱嶺、木村聴風、松宮貴之

※敬称略、順不同

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月下独酌 李白

 

花間一壼酒 獨酌無相親 舉杯邀明月 對影成三人

月既不解飮 影徒隨我身 暫伴月將影 行樂須及春

我歌月徘徊 我舞影零亂 醒時同交歡 醉後各分散

永結無情遊 相期遥雲漢

 

花の咲き乱れるところに徳利の酒を持ち出したが

相伴してくれる者もいない。

そこで杯を挙げて名月を酒の相手として招き、

月と私と私の影、これで仲間が三人となった。

だが月は何しろ酒を飲むことを理解できないし、

影はひたすら私の身に随うばかりだ。

まあともかくこの春の間、しばらく月と影と一緒に楽しもう。

私が歌えば月は歩きまわり、私が舞えば影はゆらめく。

しらふの時は一緒に楽しみ、酔った後はそれぞれ別れていく。

月と影という、この無情の者と永く親しい交わりをして、

遥かな天の川で再会しようと約束するのだ。

 

 

郝建華

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無極

無極原有極,欲仁存至仁。

春来千芳閙,風和随鳥鳴。

心同孤鶴静,節義古松貞。

半窓知我月,無欺心自明。

 

郝建華

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶句 杜甫

(小燕舞春風)

遅日江山麗 春風花草香

泥融飛燕子 沙暖睡鴛鴦

江碧鳥逾白 山青花欲然

今春看又過 何日是帰年

 

暮れるのが遅い春の日は川も山も美しく、春風が吹いて草花のよい香りが漂う

泥は溶けて燕が飛び、砂は暖かく、オシドリが眠っている。

河は深緑に輝き鳥の白さがいっそうそこに引き立ち、山の青さに映えて花は燃えるように真っ赤だ。

今年の春も見る間に過ぎてしまった。いつになったら故郷に戻れる時が来るのだろう。

 

郝建華

 

 

 

 

 

 

 

 

 

篆刻集1

趙岱嶺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

篆刻集2

 

趙岱嶺

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木村聴風

 

 

 

 

 

 

 

木村聴風

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彭寿

 

木村聴風

 

 

 

 

 

 

落葉松の緑こぼれん袷かな/水巴句

 

木村聴風

 

 

 

 

 

雲騰致雨 露結為霜

(うんとうちう ろけついそう)

 

雲は空に騰(のぼ)って雨を降らせ、露は凝結して霜と為る。

「雲行き、雨施して、天下平らかなり」(易経)

雲や雨が感応するのは、すべて君主に徳があることによるのである云々。

大旱魃のなか殷の湯王が自分が犠牲者になって雨乞いしたら、天がその徳の高さに感じて雨を降らせた故事。

松宮貴之

 

 

 

 

 

 

 

 

萬事莫貴於義

 

松宮貴之

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